血圧-天然トマトの栄養素の有益性を示す新たな研究結果

新しい二重盲検ランダム化試験において、トマト由来フィトニュートリエントは血圧を正常範囲内に維持するのに有益な効果を示しましたが、リコピン単独では同様の効果は確認されませんでした。

Lycoredの心臓の健康に関する臨床プログラムの一環として行われた本研究は、同社のトマト栄養素複合体の安全性と有効性に関する既存のエビデンスをさらに補強するものです。本研究は、同製品が心代謝の全体的な健康に寄与する包括的なソリューションとしての利点を検証する、人間を対象とした臨床試験シリーズの第4弾にあたります。

これまでの研究では、リコピンが収縮期血圧の有意な低下と関連していることが示されています。重要な点として、これらの研究の多くでは、リコピンの供給源は、他のトマト由来栄養素も含むトマト抽出物でした。

Lycoredは、純粋なリコピンの血圧低下効果と、独自のトマト栄養素複合体に含まれるトマト由来フィトニュートリエントの相乗的組み合わせによる効果を比較することを目的としました。この抽出物にはリコピンに加え、フィトフルエンやフィトエンなどのトマト由来の他の活性カロテノイドや、天然に含まれるビタミンEなどのトマト由来ビタミンも含まれています。

収縮期血圧が130〜140mmHgの35〜60歳のボランティア61名が、二重盲検ランダム化試験に参加しました。被験者には、リコピン5mg、15mg、または30mgで標準化されたトマト栄養素複合体（その他のトマト由来フィトニュートリエントも含む）、純粋なリコピン、またはプラセボをカプセルで投与され、主食とともに服用するよう指示されました。

リコピン15mgまたは30mgを含むトマト栄養素複合体での摂取は、血圧の統計的に有意な低下と関連していました。しかし、他のいずれの処置では同様の効果は観察されませんでした。これらの結果は、トマト栄養素複合体が収縮期血圧に有益な効果をもたらす一方で、リコピン単独では同じ効果を発揮しないことを示しています。

この結果に対する一つの可能な説明は、トマトに含まれる他のフィトニュートリエントの役割です。これにより、他のトマト成分を一切含まない純粋な合成リコピンの効果が低いことが説明できます。

Lycoredの心臓の健康に関する臨床プログラムは、心血管に最適化された、精密に調整された特許取得済み組成「Cardiomato™」を生み出しました。Cardiomato™は、心血管代謝の包括的な健康、健康的な血圧、そして細胞レベルでの安定を長期的にサポートするよう特別に設計されています。

最新の研究結果について、Lycoredのサイエンス＆ニュートリション部門責任者であるカリン・ヘルモニ博士は次のように述べています。「この研究は、私たちの心血管代謝研究の進化を反映しています。本研究の目的のひとつは、単独の合成リコピンが血圧に与える影響と、トマトに含まれる栄養素およびカロテノイド混合物全体の影響を比較することでした。結果は、私たちの抽出物に含まれる多様な活性栄養素が相乗的に作用し、顕著な効果をもたらすことを示唆しています。」

この研究は、トマト栄養素複合体の効果が長期にわたって持続することを示しています。27名の被験者の一部はさらに4か月間サプリメント摂取を継続し、すべての時点において収縮期血圧の有意な低下が確認されました。

この研究には、異なる用量における組成物のバイオアベイラビリティ（生体利用率）と有効性の理解を深めるための用量反応も含まれていました。研究の結果、リコピン15mgで標準化されたトマト栄養素複合体が収縮期血圧を正常化するために最適であることが示唆されました。これらの知見に基づき、Lycoredはこの抽出物を用いた製剤において、心代謝の健康をサポートするためにこの用量を推奨しています。

Hermoni博士は次のように述べています。「この研究は、心血管代謝の健康に効果をもたらすために私たちが推奨するトマト由来フィトニュートリエント、特にリコピンの摂取量を支持する具体的な証拠を提供します。これらの結果は、トマト由来フィトニュートリエントの体内利用能や有効性を検証する包括的なプログラムの一部に過ぎません。」